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その1で説明しました通り、偏差値というのは受験者層によって大きく変わります。実際にVもぎ(進学研究会)やWもぎ(新教育研究協会)、北辰テスト(北辰図書)のテストを受験してみると何万人という規模で受験者がいます。問題は公立受験を模した基本的な内容のテストになります。すると、学習塾に通って難しい問題もガンガン勉強している生徒も、学校の勉強だけをしっかり勉強している優等生タイプの生徒も同じように見えてしまいます。でも難関校の受験においてははっきりと差がついてしまうのです。一方、駿台模試や各種塾の公開模試は難しい問題を出題して受験者層も難関校対策をしっかり積んだ生徒ばかりなので、偏差値がとんでもなく低く出ることがあります。うちの生徒でSAPIXの模擬試験を受けて偏差値50ちょっとしか取れなかった生徒がいました。本人はもちろん保護者も大あわてで相談に来ましたが、その生徒は最終的に慶應義塾に合格しました。繰り返しになりますが、偏差値というのはあくまで相対的な指標でしかありません。絶対的に本人の実力をはかるものではないのです。わかってはいても低い数字をとるとへこむ人が多いので取り扱いにはくれぐれもご注意いただきますよう・・・
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よく質問されるのが「高校の偏差値について」です。「あの高校は偏差値が高いから……」とか「うちの子の偏差値ではこの高校合格は難しいでしょうか。」などなど。この偏差値というのはいったいどんなものなのでしょうか。まず偏差値について詳しく知りましょう。偏差値とは「偏差を標準偏差で割って10倍し、50を加算した数値」というのが定義です。……全然わかりませんね。高校や大学で統計の勉強をしたことのある人なら聞き覚えがあるでしょう、「正規分布」です。簡単のためにグラフにして見ていきましょう。

高校受験のためにたくさんの模試やテストを受験すると思いますが、実施するとだいたい平均点付近(上のグラフの点線)の人数が多くなり、100点や0点に近づいていくにつれて人数が少なくなっていきます。例えば「平均点が90点のテストで100点を取る」のと「平均点が10点のテストで100点を取る」のでは難易度が全然違います。それを数値として表現するのが偏差値になります。高校受験のためには倍率や受験者数、合格者数といった多くの情報が高校の難易度比較の要素として利用されていますが、偏差値というのも高校の難易度を比較する上で重要な要素になってきます